今月のお手紙の「人生って本気で思っていることは、本当にそうなってしまう」にとても共感します
今月もお手紙ありがとうございます。
少し前、ちょうどサマーパーティーの辺りまでは私は何者かになりたくて去勢を張っていたように思います。
ここではないどこかのフィールド、舞台に立ちたいと思っていました。
壮大な手の届かないような体験や物品を手に入れようと思っていました。
けれどこのところ、今等身大の暮らしを、家族を、今のフィールドを愛おしく感じています。幸せです。
描いている未来に今がつながっている感じです。
壮大に描いた夢も嘘ではないです。
なんというかそれを切実に求めていなくても振り返ると「あれ?叶っていた」というように至っているような気がします。
今月のお手紙の「人生って本気で思っていることは、本当にそうなってしまう」にとても共感します。
社会の誰かの真似をしてほしいと思った外側が叶うんじゃなくて、その内側のどんな体感を得たいか、どんな感覚を得たいか、どんな気分になるかが叶うのかなと思います。
私は早くおばあちゃんになって、縁側でお茶を啜って庭の花を愛でたいと思っていました。
今、職場で観葉植物を愛でて何気なく同僚が丁寧にお茶を淹れてくれたり、どこからともなく茶菓子が湧いてきて、他愛ない雑談から緩やかな企画ミーディングが繰り広げられています。
…縁側が叶っていました。
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】