何が言いたいかって、フローラさんの言葉通り「人生は必ず良い方向に流れつづける」って体感していたことです!
こんにちは。3月のお手紙ありがとうございます。
フローラさんの離婚のお話を読んで、自分の離婚について振り返ってみました。
私が離婚したのは24年も前のこと。
私は離婚したくなかったけれど、離婚に至りました。
人間不信になり、仕事もできずしばらく引きこもりの生活が6ヶ月ほど続いたかなぁ。20代後半の年齢でした。
これから結婚する周りの友達の幸せそうな笑顔が私を惨めにし、深ーい谷底に落とされた感じでしたね。
自分の人生はもう終わった。消えたい。そんな気持ちだったのを思い出します。
2月のお手紙にも書きましたが、私は親との関係が悪いので、離婚して実家に戻り家に居続けるのもしんどかったのです。
ですので、逃げました。多少の貯金があったので、1年間アメリカへ遊学。
親からも友達からも、逃げました。
アメリカでの生活は自由そのもの。
危なっかしい経験もしましたが、今となれば懐かしく大事な時間だったと思っています。
帰国後、再就職し一人暮らしを始めました。
お付き合いしたいと言ってくれる男性もいましたが、めんどくさかったです。
また裏切られるかもしれない、もうあんなどん底の生活は嫌だ、だったら一人で幸せになる!って思っていました。
そして東京転勤!親は大嫌いだけれど、私が結婚せずに一人でいたら、きっと私が親の介護をしなければならないのだろう。どうせ面倒見なきゃいけない日がくるのなら、親が元気なうちは東京でも海外でもどこでも行って、好き勝手に一人の時間を楽しもう!と思ったのです。
夫とは、結婚しない幸せもある、子どもがいない幸せもある、その信念を持ちつつお付き合いを始めました。
結婚に躊躇する理由は、離婚のダメージが大きすぎたのと子どもができにくい身体だと知っていたから。
アメリカで体調を崩した時に、私の卵巣の機能が悪いと判り、将来子どもが欲しいなら今から治療した方がいいよって言われてたんです。
当時は子どもはいらないって思ってたので治療しないままでした。
だから、勝手に子どもはできないと思っていました。
だけど不思議なもので、同棲をはじめてしばらくすると妊娠したのです!もうびっくり。
夫は喜んでくれたけれど、私はパニック!
結婚するのが、籍を入れるのが怖かったんですね。
だから当時住んでいた地域の役所へ行って、事実婚の場合の子どもの手当てとかいろいろ聞いたのを思い出しました。笑。
そんなに結婚するのが怖かったんだって、今思い出しました。
結局、父親がいるのに結婚しないメリットがわからず、子どもにとって何が一番幸せかを考え入籍した次第です。
今となっては、夫と出逢い息子がお腹にやってきてくれた出来事は、幸せになるタイミングだったんだと。
何が言いたいかって、フローラさんの言葉通り「人生は必ず良い方向に流れつづける」って体感していたことです!
そう、私はすでに体感していました。笑。
あれから十数年経ち、お腹にいた息子は留学しています。
中学の時は不登校になり中高一貫校を退学して公立中へ転校、高校受験をして高1の夏に日本から飛び立ちました。
1年で帰国の予定でしたが卒業目的に切り替えたいと。すごいなぁって思います。
中学の時は英語の成績が一番悪く、留学なんて彼の人生とは無縁だと思っていたんです。
けれども、2年経つと自ら行きたいって言い出すなんて。笑。
彼の人生も良い方向に流れつづける。そう思います。
不登校中の娘の人生も良い方向に流れつづける。そう思います。
庭に入って、私の心が穏やかになってるなって思いました。
そう感じるんです。とってもいい。
いや、いろいろありますよ。
細かいことを言うと、不安も心配もやっぱりゼロにはならない。
だけど、それでもとってもいい感じなのですよ。庭、すごい!
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】