1年前とは全く違う価値観や考え方で生きています
フローラさん、こんにちは。
今月のお手紙にも書かれていましたが、先日のインスタを見てびっくりしたのがばばばばななさんっ?!!!でした。
衝撃が本当に凄かったです。
有名作家さんて誰なんだろう〜?と思ってたら、まさかの!!!なんてこと!!!!!
もうたくさんの方がおっしゃってるのでしょうが、私も高校生のときに『つぐみ』を読んで以来、ずっとばななさんの作品が好きです。
今年のはじめに久しぶりにばななさんの小説が読みたくなって『吹上奇譚』を一気に四巻まで読んで、はぁぁぁやっぱりすごいわぁぁぁ〜となっていたところです。
それから梨木香歩さん!!!
一番好きな作家さんです!!!
『からくりからくさ』は何度も読みました。
女の性とか怨念とか受け継がれる愛のような呪縛のようなものとか、そのあたりの描き方がすごく好きです。
『裏庭』も凄かった。
エッセイで感じる世界観も大好きだし、『家守奇譚』みたいなほのぼの感も、童話風な『岸辺のヤービ』も最高です。
できることなら梨木さんみたいな物語を書きたいと思います。
優しくふんわりした世界かと思いきや、痛みやどろどろした感情を真っ向から書き上げていく感じがたまらないです。
と、ただの読書感想になってきましたが。。
私は学生の頃ずっと小説家になりたくて、でも全く行動はせず、1つも作品を書き上げられませんでした。
12年前に急に決意して、毎月ひとつ作品を書いて、フリーの電子書籍サイトにアップするというのを1年間やりました。
詩やらエッセイやら童話やら短編小説やらを書いて友人たちに読んでもらっていましたが、一番評判がよかったのが、その年行ったブータンの旅行記で。。。
自分としてはそれは作品というよりただの旅レポ、日記に近いもので、ブログの延長みたいにサラッと書いたものだったので、がっかりしたことを覚えています。
でも、、、今思えば、そこにこそ才能があったということなのか??
そんな私が、今は意を決して、母の毒親ぶりを暴露する本を書いています。
妖精さんのおかげで何とか書き上げました。
まだ細かい修正は必要ですが、あとは表紙と目次をつけたら完了です。
問題は本名を出すかペンネームにするかです。
あとはどこにどんな形で公開するか、そもそも誰に読んでもらうのがいいか、母親に知らせるタイミング、そもそも母親はアプリを入れて読むなんてことてきなそうだからデータを送りつけるべきか、とか、とか、ごちゃごちゃしたことが山盛りで、ちょっと混乱してきています。
何がしたいのか、ノートに書いて頭の整理をしなければいけません。。
めちゃくちゃ観察が必要な時期にきていると感じています。
エネルギー哲学を知っていてよかったです、本当に。
(何をしてるんだこいつは、と思われるでしょうが。母への復讐的なことではなく、今後自分が一切母に依存しないように、退路を断つためにという目的で書いています。そうしないと私はどこまでも母の顔色を伺うことをやめられないのです。薬物依存から抜けるための方法みたいなものです。。)
衝撃といえば、JKローリングを目指すフローラさんがハリー・ポッターを読んでいないというのも衝撃でした(笑)!
やはり私も、作家になる人はそもそも読書好きで大量の本を読んできた人だと思い込んでいました。
というか、それくらい読まないと書けないのだと。
思い込みってあるなぁ、確かに。
友人でめちゃくちゃ読書家な人がいますが、だからって本人は書いてないし、そんなに書きたい欲もないようだし。
私は読むのも好きですが、でも書きたいんだったら、素直に一文字でも書けばよかったのだ、そうしようと改めて思いました。
さっさと書いて、本当に書ける人なのかそうでないのか見ないと、いつまでも先へ進めないのだな。
本の話はそろそろ終わります。
事業拡大のお話、なるほどと思いました。
私は今特に環境を変えることがないけれど、(あ、でも本を公開したら確実に何かは動くだろうけど。)今朝ふと子どもに、そろそろ自分用のベッドを買って、自分スペースで一人で寝てみる?と聞いたら、すんなり、うん!と答えてきて。
今までずーっと寝室で川の字で寝ていて、一人で寝るのはいや!と言い張っていたのに。
変わるときは突然くるんだなーと思いつつ、どんなベッドがいいか探しています。
それに伴い大幅な模様替えになりそうで、これも環境の変化かなぁと思いました。
無理に変えようとせず、その時が来るのを待って動けたのかな。
領分についても前よりわかってきた気がします。
前なら、とにかく独立した子ども部屋を用意しなければ!そのためには引越!となっていたけれど、今はそんな余裕がないことも受け入れて、だけど配置を工夫したら部屋の一角に子ども専用スペースを作れることがわかったので、ベッドもそこに置くつもりです。
私は今月誕生日を迎え、46歳になりました。
そんなに生きてきたのかとびっくりします。
46年ってすごく長い。
いろいろありましたが、今、人生がいちばんおもしろくなっています。
今年くらいを境に全く違う世界に入っていきそうです。
子どもの頃からずっと、早く人生を無難に終えて解脱したいと思っていました。
でも今は、人生を楽しみたいと思えています。
そんな風に思える自分を気に入っています。
今年はフローラさんを知ったこともだし、いろんな変化がありました。
1年前とは全く違う価値観や考え方で生きています。
見えているものも違います。
そしてこれからも変わって行くのだろうな、本当にしんどいのはこれからの1〜2年かもしれないけど。
そのための下準備をせっせとしている感じがしています。
いつもありがとうございます。
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】