いずれこれは通過点だったと笑ってる私たちの姿が目に浮かぶので、時々は怒ったりパニックになりつつも、目の前のことをこなし、希望を捨てず、諦める選択肢はなく現実の厳しさに翻弄されながらも生きています



もう5月最終日となってしまいました。

庭の紫陽花が咲き出し、部屋に飾っています。

7種類のうち3種はたくさん切り花にできるよう山の中にある株のように大きくして、好きなだけブーケを作ったり、プレゼントしたり楽しめるこの時期は小確幸を感じる毎日です。

4月末に一人アフリカに旅立った娘はおかげさまで無事に帰国いたしました。

妖精さんありがとうございました。

出国時笑顔で手を振りながらゲートの向こう側へと消えていく娘、急に震えと涙が止まらなくなりそのまま離陸を見守る中、娘の冒険への希望と喜びを感じながらも本当にこのまま行かせてしまってもよいのかと決断の確認作業をしました。心配は消えずも答えはYES。

一生でこんなに緊張が続く2週間はもう二度とないだろうと思うほど寝れず、それと同時に娘から届く様子を楽しむ私。

日本にいながら時差ボケの日々、最後はフライトトレーダーから目が離せず…

スラムにあるスクールや孤児院の子どもたちと触れ合い充実した時間を過ごす娘は全力で魂を解放しているかのようでした。

そして本当はこんな冒険に出たかったのは20歳の私だったのだということが旅に出ることを許した理由だということもうすうすわかっていました。

帰国した娘を迎えた時は20年間の子育てを本当にやり切ったと大袈裟ですが感無量を味わいました。

さて気を取りなおして私たちの生活は続きました。

実は我が家は今、これは映画ですか?というような不幸の連続の最中にいます。

こんな状況が一年以上続いています。

あまりにも凄過ぎて言えません。

ですがいずれこれは通過点だったと笑ってる私たちの姿が目に浮かぶので、時々はえーまたー!?なんで?と怒ったりパニックになりつつも、目の前のことをこなし、希望を捨てず、諦める選択肢はなく現実の厳しさに翻弄されながらも娘と息子とゴールデンレトリバー1匹と生きています。

しかしこの不幸をそろそろ置いていきたいです。

驚きの連続でくたびれましたし、ある意味もう十分楽しみました笑。

できれば今日でさようなら。

明日からの6月は新しいストーリーを生きます。














【著書】
2024年2月刊行



2022年2月刊行



【妖精の庭】