フローラさんのお手紙を何度も読み返していくうちに「自分に対する信頼」を築きたい、そう思えるようになりました
フローラさん、今月も素敵なお手紙をありがとうございました。
「不幸ではない。きっと幸せなのだと思う。でも、本当にこのままでいいのかわからない。もっと素晴らしい人生があるのではないかと思っている人は、わからないことをわかったことにしてきた人です。わからない言葉で自分を語ってきた人です。わからないことをしてきたから、自分に対する信頼が築けなかった。それが不完全燃焼感の正体です。」という言葉にドキリとしました。
自分自身がまさにその通りだからです。
「わからない言葉で自分を語ってきた」ので、「どうしても手に入れたいもの」が、自分でもよくわからない。自分の言葉で語れない。
自分の言葉で書くことができず、時間だけが過ぎ、1月も末になってしまいました。
「何か書かなきゃ」「早く書かなきゃ」「自分のわかる言葉が無いなら書かなない方がマシでは?」等々、不安と焦燥と諦めの中を漂っていましたが、フローラさんのお手紙を何度も読み返していくうちに「自分に対する信頼」を築きたい、そう思えるようになりました。
私は、ネットや書籍で見つけた、気に入った(共感した・感動した)言葉を、さも自分が考えたように人に話すところがあって、そういう自分が浅ましくて惨めだと思うのに止められません。
人から称賛を受けると安心し、自分のことを好きだと思えるからです。
人から称賛される「素敵な自分」だけが自分であってほしい、そう思っているのです。
自分を好きになれば、いい人生になる!そう思って、自分を好きになるために、親切で勤勉でユーモアもあって、という自分になろうと躍起になっていました。
自分が嫌っている「自分」(わかったふりをしている、幼稚で恥ずかしい自分)は認められないから、見て見ぬふりをしてきました。
でも、私がしなければいけなかったのは、自分を好きになる前に、この自分が嫌っている「自分」を認める、受け入れることでした。
信頼を築くために、丁寧に自分を観察する、丁寧に暮らす、それを実行していきたいと思います。
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】