今年も1通目から、とてもステキなお手紙をありがとうございます



須王 フローラさま

新年あけましておめでとうございます。

返信書きかけたところで、手が止まっておりました。

今年も1通目から、とてもステキなお手紙をありがとうございます。

何度も読み返しています。

最近、こういう風に思いを文章にする時、とても時間がかかります。

これまでいかに「わかった風」で語っていたのかが良くわかります。

本来は社会経験を積み、母になり、図太くなっていくはずが、年を取るごとに生きづらくなってしまった。

それは、本や映画や誰かの言葉を、自分の言葉のように使ってきたからだったのか、と深く納得しました。

ほとんど母ひとり子ひとりで生きてきて、仕事も子育ても家事も中途半端。

若い頃は、マジメに育てられた反動とコンプレックスからの逃げだったと思いますが、社会不適合な感じのバンドマンをめざすも、結局、自信も将来への希望も見えず、悪くもなれず歌にもコミット出来ず、裏方の仕事を経験して離れてしまい中途半端。

子供のアレルギーをキッカケに食について学んだけれど、日々仕事に行くだけで精いっぱいで、むしろ私が病んでいたのか、思い返せばほとんど笑わず過ごし、穏やかな食事とはかけ離れた日々で中途半端。

何もかも志し半ばの状態で放置してきてしまいました。

でも今は、そんな自分も「あの時はああするしかなかった。おかげで生きているんだからよかった。」と言えるようになりました。

その上で、あらためてどうしたいのか。

アレが欲しい、コレがしたい、と出てきても「それは本当に私の言葉かどうか」都度確認をしたら、何よりも日々を安心して過ごしたい、が出てきたのです。

あの頃よりずいぶん良くなった。自分を労ることも出来るようになった。無いなりに金銭的プレッシャーからも解放された。

だからこそ、何かをしなきゃ。やりたかったことに、チャレンジしなきゃ。時間は刻一刻と過ぎていく。

そうやって勝手に焦って、頑張っている人を見ては不安になり、今1番欲しいものを雑に扱っていました。

フローラさんのご紹介だから良いイメージ、というのはもちろんありますが、妖精の庭に入ったこの10ヶ月間、私が「こうなりたい」と自分でYouTubeやInstagramで調べてやりかけていた事を、ちょうどそのタイミングでフローラさんから情報が入ってくるのです。笑

しかも、ご紹介された方の発信をやってみると、自分で見つけた諸々より、すごく良くて。笑

1月の終わりになって、やっとわかった「そうは言ってもどうしても手に入れたいこと」を手に入れるための事を選んでいきます、たまたまなのかうまくはまったフローラさんのご紹介された皆さんのお力を借りながら。














【著書】
2024年2月刊行



2022年2月刊行



【妖精の庭】