わたしの今年の願いは

「欲しいものを買ってもらいたい」です。

こんな願いが出てきたことに

びっくりしました。

欲しいものは自分で手に入れるのが

当たり前でした。

もちろん幼い頃は親に買ってもらいましたが、

「買ってもらえて当たり前」

ではありませんでした。

いつも遠慮があり、

ほんとうに欲しいものを選べませんでした。

親からダメだと断られた記憶はありません。

「うちはお金がないから」

と言われた記憶もありません。

でもなぜか、

欲しいものを欲しいと言うことに

ずっと申し訳なさがありました。

自分で稼ぐようになってからは

「欲しいものは自分で買う」

が当たり前になりました。

自分で買えるけれど、買ってもらいたい。

涙が出ます。

どうしたらそんな自分になれるのか

見当もつきませんが、

今年の願いはこれにします。

【著書】

【妖精の庭】