よかったです、今このルールに気づけて、口に出せて
こんにちは。今月も素敵なお庭をありがとうございます。
ルールのお話、私的タイムリーでした。
自分ルールに縛られて息が苦しい自覚はありながら、どこにそのルールが潜んでいるのかは中々見つけられず…。
庭にお世話になり始めた年始から変わってきているルールも、分からずに月末になってしまいました。
ところが今朝、通勤電車で改めて5月の庭を読んでいたら、ふと、繋がったことがあり涙が出てきました。
私には、楽しい食事の時間=マナーを完璧にマスターしている状態でしかおしゃべりしてはいけない、というルールがありました。
それはもう強い強いルールで、当たり前すぎて気づいていませんでした…。
はあ、スッキリです。やっと気づきました。
そうして今の気持ちを留めておきたくて、仕事中に(笑)この返信のお手紙を書いております。
子供たちとの食事の時間が苦痛でした。(それは夫がいてもさほど変わりません)
座っていられない、背中が曲がっている、食べこぼす、箸を持つ手と逆の手がだらりとテーブルの下にある、膝を立てる…。
まだ8歳と3歳です。しょうがない。いつかは出来る様になる。いつかは自分で気が付く。とは思いながら都度、伝えています。
でも今、気になって気になって、カレーの時なんかは、3歳に付きっ切りです。
食べこぼした机や口や手は、すぐにきれいに拭いたり洗ったりしないと落ち着かなくて、慌ただしいです。
楽しく談笑しながらの食事なんて、夢の話です。
子供時代に母に怒られていました。父にも、祖母にも怒られていました。
祖母に母が怒られていました。
同じように、私の(兄弟の)食事のマナーの悪さにです。
食べこぼしても、多少お行儀が悪くても、そこまで怒らないでほしかった。
怒鳴られるの怖かった。背中に定規入れられたの嫌だった。(猫背でした)
苦手な味付けの副菜、食べきるのしんどかった。
そうなったときの食事の時間が辛かった。
もちろん、全部の時間がそうじゃないです。
でも怖い時間があった。強烈に。
それなのに、悲しかった時間を私が子供たちに繰り返していることも辛い。
よかったです、今このルールに気づけて。口に出せて。
少しずつ緩めながらニコニコ笑って生きていきたいです。
来月もどうぞ、よろしくお願いいたします。
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】