聞きながら、いろんなエピソードが浮かんで癒しの涙が止まりませんでした
須王フローラ様
あけましておめでとうございます。
妖精の庭のお手紙、ありがとうございました。
12月は、対人関係で納得いかない出来事があり、縁の終わりを感じました。
でも今までと違うのは、その出来事で相手の理不尽な意向を受け入れなかったことです。
相手は相手の事情の中で最善を判断したことだと、それ自体は否定しませんでしたが、私にとっての理不尽を目にし、耳にするたび、何度も私の手足の感覚がスーッと消えてなくなるのを感じました。
じっと自分を観察していました。
私が私を否定しなかったことで、怒りではなく静かな「NO」が出ました。
これが私の結果だと感じました。
そして、12月はずっと、私の本当に欲しいものを探っていました。
体感を通してゆっくりゆっくり探ったことで、やっぱりこれなんだなと、今直視しています。
それは、「富」です。稼ぐこと。
どんな形かまだ分かりません。
ただ、「人に触れることで感じる喜び」が私のど真ん中だということは分かってきました。
また、本の朗読音源のプレゼントをありがとうございました。
聞きながら、いろんなエピソードが浮かんで癒しの涙が止まりませんでした。
子どもの頃、私の祖父母は花農家でした。
いくつものビニールハウスの中で、トルコギキョウやストックなど、季節ごとにいろんな花を育て、出荷していました。
私は、ハウスの花の中を歩いたり、出荷作業をする小屋で過ごすのが好きでした。
今思えば、山の中に作られた薄暗い古くて寒い小屋でしたが、1人でもずっといれるくらい、祖父母の家の敷地の中で一番好きな場所だったように思います。
夫のプロポーズの記憶もよみがえりました。
花屋であるだけの赤い薔薇を買って、私に花束をくれました。
普段花に興味もない人ですが、当時自由に使えるお金もないのに、自転車でデパートに買いに行って、カゴに大きな花束を入れて恥ずかしそうに爆速で帰って来たので、私は涙より笑いが止まりませんでしたが、私は一本一本をドライフラワーにして、上の子が生まれるまでずっと部屋に飾っていました。
3年前、臨月だった私は陣痛がきて病院に行きましたが、息子がお腹の中で亡くなっていることがわかりました。
そのまま入院して出産し、棺の中に寝かせた息子に鮮やかな花をいっぱい入れました。
フローラさんとエネルギー哲学を知ったあとだったので、悲しみと幸せって本当に両立するんだなぁと感じながら、息子に感謝の気持ちを込めて、私はもう持病が分かってあなたを産めないけれどまたどこかであなたの魂に会えますようにと、妖精さんたちに息子のサポートを願いながら見送りました。
その日から、部屋に花をたやさず飾っています。
毎朝カーテンを開け、じーっと庭の花を眺めてから1日が始まります。
フローラさんとエネルギー哲学を知らなかったら、悲しみは悲しみのままにすることもできなかったと思いますし、そこに確かに幸せがあったことにも気がつかなかったと思います。
エネルギー哲学を伝えてくださったこと、本当に、感謝しています。
焦らず、丁寧に日々を過ごしたいと思います。
フローラさんにとっても、素晴らしい一年になりますように。
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】