フローラさんのお便りを読んで、先月このお便りの返信に書こうと思っていたことは、どうでもよくなってしまいました
須王フローラ様
こんにちは。
毎月、妖精派遣をありがとうございます。
今月は、お便りにも少し書いてありました「食うことに困る」ほどではないのですが、毎月だんだん厳しくなってきていて、妖精の庭に入り続けられるだろうか…という状況になってきてしまっています。
なので、安直に、結婚出来たら楽になるかも?安定した経済的状況がほしい、お金のために結婚したい、みたいな思考が出てきました。
「じゃあ、来月の妖精派遣は結婚できる私、もしくは、私が情熱をかけられるもの、をお願いしようかなあ…!」なんて、ウキウキしながら(苦笑)、8月を待ってました!
そして今朝。
お便りを拝読し、それはやめました。
私もスイスに一度、家族と観光で短い滞在でしたが、訪れたことがありました。
フローラさんがInstagramで配信されていたスイスに癒され、そして今回のお便りでも胸にグッと迫るものを感じ、私もその世界がとても好きだったこと、愛していたことを思い出しました。
(私はアルプスの少女ハイジが、私のスイスの始まりだったのですが(笑)。いつか、ハイジのように山小屋の天井窓がついているお部屋に住むんだと思ってました。あと、熱々のチーズをのせたカンパーニュのパンをミルクと一緒に食べるのだ!と。)
フローラさんのお便りを読んで、先月このお便りの返信に書こうと思っていたことは、どうでもよくなってしまいました。
今、改めてフローラさんのYouTubeを拝見しているのですが、その中のひとつに、言葉が自分をつくっている、というお話しがありまして、そのことと繋がりました。
もう、汚い言葉使うのをやめよう、本当は使いたくないと思っていたのに、なぜかダラダラと、なんとなく使ってしまっていました。
自分を被害者にしたり、ふてくされていたり、卑屈になっている私が、私の中にいたのだと思います。
やめたいし、やめます。それら全部です。
今、小さな自然派ワインショップで働き始めたのですが、その職場の雰囲気がとても好きで、そこで働いている方々が本当に優しく、いい人たちばかりで、この私がまさかこんな良い人たちとご縁が出来るなんて、嬉しくびっくりしています。
こんな素晴らしい環境で働かせてもらうことが出来て、感謝しかありません。
昔はどんなに願っても、こんな素敵な方々と繋がれるなんていうことがありませんでした。
学生時代も、素敵だな、お友だちになれたら嬉しいな、と感じる人たちとは友だちになれず、ご縁もありませんでした。
自分で友だちは選べると思っていませんでしたし、私はいつも何かを憧れるだけで、実際には起きないのだと感じてきました。
それが、妖精の庭に参加させていただいた去年から、自分がいいなと思ったことや、先ほどのワインショップでなどでの、自分には到底起こらないであろうと思っていた素敵なご縁があったり、、、そういうことが起こるようになりました。
本当に有難いです。
また今回のお便りの最後に、フローラさんの小説のことを言及されていて、はたっ!と思い出しました。
最近私は、また絵本やファンタジー小説のようなものが書けたらいいなあと、自分が昔、絵本作家や小説家になれたらいいなと思っていた夢を思い出していました。
その夢は、どのかの瞬間に(たぶん、小学校と中学校あたりのタイミングで)諦めた事でした。
自分にはそんな才能もセンスも能力もないと。
以前フローラさんが小説を書き始めたと知った時は、それを知っても何も思い出しもせず、フローラさんは言葉が綺麗だから、素敵な小説になるんだろうなあ、くらいに思っていました。
それが今回のお便りに、小説のことを言及された部分を読んだ時、あ!フローラさんが先に私に見せてくれていたのかも⁈と感じました。
急に小説が身近に感じられるようになったといいますか…
ワインショップでの人との出逢いなども含め、なんだか、「本当のわたし、本来のわたし」の流れが来ているような…そんな感覚を少しだけ感じています。
本当?これ、本当?本当だったら嬉しすぎるし、幸せなことすぎる…感涙
と、心の奥の方で声がします。
収入のほうは、だんだん減っていっている状況なのですが、妖精の庭には入り続けたいと思っている自分がいます。
私がわたしとして存在することを諦めず、腐らず、たんたんと。が、出来たらいいなとも思っています。
長くなってしまいました。
こんなに長く書いたのは初めてだと思います。
来月で1年になります。
更新できたらいいなあと思っています。
今月もどうぞよろしくお願いします。
【著書】 2024年2月刊行
2022年2月刊行
【妖精の庭】