フローラさん

今月も、お手紙ありがとうございます。

たくさん情報が書いてあった中で、私が一番びっくりしたのが、『誘われて嫌な気分になる人はいない』ということです。

私はずっと、私なんかに好意を持たれても迷惑な人もいるだろうと思ってきました。

誰しもが、私よりも大切な人、私よりも好きな人がいて、私と過ごすことよりも優先したい人や事柄があるはずだ。そんな風に思ってきました。

20年来の友人に対してでさえ、そんな風に思ってきました。

でも、そうじゃないのか！と、フローラさんのお手紙を読んで驚きました。

…と、数日前に書きましたが、今続きを書こうと思ったら、自分が、世界を冷たく観ているだけなのかも？と思いました。

少なくとも、私が誘って喜んでくれる人が、現実に何人かはいる。

今は、その人達のことを、その人達がいる世界を、見ていようと思いました。

少しずつ春が近付いていますね。

ご自愛ください。

【著書】
2024年2月刊行

2022年2月刊行

【妖精の庭】