お金がないのに買ってしまう
今月もお手紙ありがとうございます
私は今海外旅行に行くのにお金を貯めています。
そしてまだたまってもいないのに旅行に申し込みをしました。
これは今までのパターンと同じで、講座なども現時点でお金は手元にないけれどとにかく申し込んでからお金をどうにかして支払ってきました。
毎回払えないかもしれないどうしようと気持ちが焦って、こんな気持ちになるならやめたらよかったのにと思います。講座そのものは毎回受けてよかったと思っているのですけどね。
今回もいつもの如く支払い期限は迫っているのにお金が足りていない!ととても嫌な気持ちになり、なんなら旅行をいっそとりやめようかみたいな気持ちになっています。あんなに行きたい場所だったのに!
なので今回は、このお金がないのに突っ走ってしまうのをやめようと思います。ちょっとの背伸びはいいと思うのですが毎回苦しくなるほどの負荷はしんどい。お金の支払いに頭を悩ませることになる行動をやめます。
フローラさんはそんな無謀なお金の使い方しなさそうですがどうですか?
フローラさんのお金の使い方聞いてみたいです。
妖精の庭にいただいたメッセージに返信してみようと思います。New!!
そうですね、無謀なお金の使い方はしないです。
無謀なものを欲しいと思う時点で、ご自身に対する観察力が足らないです。
たまにならいいと思います。でも、そんなに頻繁に苦しいのはおかしいと思いますよ。
いくら貯金をしたらいいと思いますか?と聞かれることがあるのですが、「まったく収入がなくなったとしても、2〜3年は今の生活がキープできる」
ぐらいの貯蓄があるといいよねといつも回答しています。
でも、人によってはそんなにお金がないわけですよね。
私も自分でビジネスをするまでは、自由になるお金が2〜3年分あったわけではありません。
ではどうしてきたのかというと、経験を優先させてきました。
この方でいう旅行や講座です。
なぜそうしてきたかというと、経験がないと何もできないからです。無から有は生まれない。
どんな親のもとに生まれるかで、人生のファーストステップは決まります。
例えば、私は高校留学がしたかったのですが、父に反対されたので行くことが叶いませんでした。
しかし、私の娘は、自分から留学したいと言ったわけではないのに親に連れられてドバイでインターに通っています。
これは私が可哀想で娘が素敵という話ではなくて、親で決まるというだけの話です。
娘はバレエを9年間してきましたが私はしていません。両親ともに、私にバレエをさせるという発想がなかったからです。
私の父は海外旅行が大好きで、私は子ども時代からたくさん海外に連れて行ってもらいました。だから海外好きに育ったのだと思います。
でも、ご両親が旅行に興味がないが故に、大人になるまで旅行をしたことがないという人も世の中にはたくさんいます。そうした方は、旅行が好きか嫌いかというところにもいないですよね。体験がないので。
そんな感じで、人生のファーストステップって自分では決められないですよね。どんな親に育てられるか、どんな学校に通いどんな友人と出会うか、自分では決められない。
でも、大人になったらもう自由です。
何を知るか、何を経験するか、自分で選べます。だから、まずは経験だと思うんです。
あれもこれも経験したい!
これは、まだ知らないことがたくさんあると自分でわかっているからだと思います。
ある程度知ってしまうと、もういいかなと人は満足しますから。
もちろん、どこまでいっても、一回の人生で人が知ることができる量なんて限られています。
でも、人って老いるので。いつまでも若い頃のような好奇心も体力もありません。
自分の知りたいと体力のグラフが交差するとき、人は満足を感じるのではないかなと思います。
なので、この方はまだ知りたい段階にいるのだと思います。人生の選択肢がもっと欲しい。
良いことだと思います。知らないと始まらないですから。
私も、たくさん知りました。
たくさん知りながら人生を動かしました。ビジネス含めて。
なので、体験をするだけでなく、同時に働いたらどうでしょうか。
使うばかりでお金が足らなくなるのは当たり前のことなので、嘆くことではないです。普通。笑
あとは、回答の冒頭にも書きましたが、「買えないものを欲しいと思う」これがおかしいことを自覚した方がいいです。
ご自身が持っているお金がご自身の器です。身の丈です。
それ以上が欲しいのは、誰かにそれを欲しがらせられている可能性が高いです。
ご自身が本当に欲しいのか、誰かにそう思わされているのか、毎回苦しいのならばそこを確認することも忘れないようにしていただきたいと思います。
人生の中に苦しみがたくさんあるのはおかしいですからね。
楽しいばかりではないですが、いつも苦しいっておかしいです。
人生のほとんどは「普通」です。ふーん、みたいな。
だいたいが普通で、楽しいがたまにある、苦しいがたまにある。そんな感じ。
苦しいばっかりだという人は、何かが間違っているよという合図です。
それは自分の身の丈を間違えているのかもしれないし、我慢と努力を混同しているのかもしれないし、自分以外をコントロールしたくてたまらない病にかかっているのかもしれません。
人生は、思っているより簡単です。
悩ませているのはいつも自分。
できることだけをして生きていきましょう。
以上、庭への回答でした。
それでは、今日も良い一日を〜
ごきげんよう。
須王フローラ