手探りジャーニー
Grandir 5期が始まりました。
本日は法人経営者対象のAクラス。
医師や弁護士といった職業の方々なので、努力できるのは当たり前。目標さえわかってしまえば、あとは走ります。そんな雰囲気に満ちていて、授業をするこちら側としてもとっても楽しい時間でした。
私の話を聞きながら、「あ、なるほど」「あ、そういうことか」「ふんふん、わかった」そんな調子でペンを走らせている様子に、進学校の先生もこんな気持ちなのかなと思ってみたり。なんにせよ、賢いということは神様からの(親からの)ギフトだなと思った3時間でした。
そんな優秀な方々がなぜ私のところでビジネスを学ぶのかといったら、それだけでは食べていけなくなる(かもしれない)未来が見えているからです。それを言葉として自覚しているかどうかは別としても、今このタイミングで個人事業を広げようと思うのは、五感でそれをキャッチしているからだと思います。そして、それをキャッチできるところがまた、彼ら彼女らの優秀さの表れなのだよなぁ。
(※ここで個人事業と書いたのは、法人を経営してはいるものの、それは信用のためや売上が大きくなったからという会計上の理由であって、実際にしていることは個人事業主と同じだよねという意味で書いています。私のビジネスも個人事業だよ)
「かもしれない」とかっこ書きにしましたが、今ある職業がなくなることは確実に、すでに、実際に、起きていることです。私のしていることのいくつかも、AIに取って代わられる日が来ると思っています。
だから、ではないですが、でも、結果、「だから」私はいくつものビジネスをしているのだと思いますし、いくつものビジネスをしたいと繰り返し思う自分の感覚は、時代の空気を読んでいるなぁとも思っています。
時代の空気を読むなんて言い方をすると随分立派そうに聞こえますけれど、実際にしていることは自分自身の観察のみです。もうこれは常にそう。自分の観察以外をしたらあっという間に人生迷子になるので、自分が何を感じているかだけに集中して生きるようにしています。
気に入らないことはしないし、儲かるからという理由だけで動くこともしない。どんなにもったいない〜と思っても、後からもったいなくなかったとわかるのだから、歯を食いしばってでもチャンス(に見えるダウト)を見逃すのです。それはときに修行ですけれど、慣れたらなんてことはなくて、Grandirの卒業生もそれができるようになった人から大きく継続的に稼げるようになっています。Grandir生は本当に優秀です。
今私はジュエリーのことで大忙しです。なんでもセットアップの時期は大変で当然なので、想定内の忙しさではあるものの、海外で会社を作って現地企業と取引をしてというのは初めてのこと。日本だったら1日で終わることに半年かかるなんてこともある。萎えそうになる。やめたくなる。でも、この手探りで進む時間は本当に後から宝になるんです。自分の宝にもなるし、自分の後に続く人たちに渡せる贈り物にもなる。こんなことを繰り返し違う業界でやってきたから、どんどん経験値が上がっていって、大体の質問に答えられるようになっていくんですよ。やはりね、体験したことしか語れないと思うんです。
これは小説も同じだと思っていて、小説だから想像の話でいいし、たくさん取材したらそれで小説って書けるんだろうなって何となく想像はできるんですけれど、自分がそれをできるイメージがまったくわかないんですよね。
私が今回の人生でしなくていいような体験をたくさんしてきたのは、きっと小説のネタにするためだったんだなと思ったらおかしくって仕方がない。いい人生だったなって死ねそうです。
さて、今週土曜日は、これからビジネスを始める方やまだビジネスを初めて間もない方向けのクラスを開催するのですが、なんと今期は海外からの参加者がいらっしゃるのです。海外に暮らす日本人ではなく、外国人の方。
それってつまり日本語がわかるってことですよね。すごいなぁ。大尊敬だなぁ。
I truly respect foreigners who master Japanese!
勇気を出して、えいっと自分の人生を前に進めようと決心したみなさんの力になるべく、私も全力でがんばりますね。体験してきたことしか話さないから、安心して実行に移してください。誰にでもできるようにアレンジしています。
今日の記事が何のこっちゃと思った方は、「花とお金」をお読みください。読んで損のない本です(えぇ、本当に!)。
日本の皆さんは起きる時間ですね。おはよう。
それでは、また。
須王フローラ