情報と体験
調べる情報と実際の体験は違うことが多い。
事前に情報を得ていたせいで、事実と違う認識をしてしまうこともある。思い込みは怖い。
ドバイに来る前、当然わたしは様々な角度から情報を集めた。
学校一つにしても、学力レベル、進学先の大学、教師の出身国比率、保護者の声、生徒の声。
しかし、実際にこちらに来て学校を見学して思うのは、それらの情報よりももっとダイレクトに感じる学校の雰囲気の方が重要だった。
ネットで見た情報ではイマイチだったけれど、実際に行ってみたら素晴らしかった学校もある。評価は高いけれど、どうにも好きになれない学校もあった。
「ドバイ、金融」
「ドバイ、ビジネスハブ」
いくらググったところで、出てくるのは日本語の情報だけ。
そこに出てくるのは、誰が書いた情報なのだろう。
きっとドバイに住んだことがない日本人、ドバイに遊びに来たことがある日本人、ドバイに少し住んでいた日本人。
そうした人たちが書く情報が果たして自分の役に立つのだろうか。
ドバイに暮らして半年。
わたしが得た体験は多くないけれど、わたしにとっては確実な情報ばかり。
それを大切にしてして、2024年の後半も生きていこうと思う。
2024年7月5日 ドバイの自宅にて
須王フローラ