もう、我慢の限界
わたしが初めて自己啓発的な本を読んだのは
中学生の頃。
孔子老子カーネギーみたいな、大家たち。
母が死んだあの日から
わたしの人生はめちゃくちゃに
なっていったのだけれど、
そのタイミングですぐに素晴らしい考え、
役に立つ知恵に出会っても、
当時のわたしには扱えなかった。
それは、知が足りないからとか、
子どもだからということではないのよ。
わたしが自己啓発や心理を
学ぶようになったのは、
34歳だったはず。
うちに来てくれる人の年齢を見ても、
40歳前後が1番多くて、60代までいる感じ。
つまり、人生の中盤以降になると
多くの人が本格的に悩み出す。
そして、どうにかしようと学び出す。
これ、なんでかっていうと、簡単な話でね。
みんな、我慢の限界にきたのよ。
もうこれ以上耐えられなくなった。
本当はずっと前から大変だったのよ。
でも言えなかった。
苦しくて苦しくて、
なんで私ばっかりこんなに苦しくて、
みんなは何だかんだ幸せそうで、
なんで私はいつまでもこんな人生なの。
あなたが言えなかったのは
「お願い、誰か助けて」
若い頃は体力気力が旺盛で、
我慢できちゃうんだよね。
世間も知らないし、
こんなもんなのかなって思ってしまう。
疑わない。
でも。大人になるにつれ、
なんだか自分の人生はおかしいのではないか?
と何かを見つける。
だから、我慢の限界にきた人から、
先に我慢の限界にきた人に
教わっていくんだよね。
もう無理です。助けてください。
それが今わたしのいる場所。
優しい場所だと思う、とても。
助け合うことに躊躇しない、
いい場所だと思う。
ものすごーく正直に書くと、
わたしはだんだんこうした自己啓発的な仕事が
できなくなってきています。
なんでかって、
もう不幸が終わってしまったから。
問題なんて数えたらいくつもあるけれど、
もうわたし幸せについて
あまり考えていないの。
だから、幸せになる方法を教えることに
無理を感じはじめている。
じゃあね、例えばパートナーシップについて、
子育てについてを仕事にしていると
するじゃない。
なんでそれを仕事にできるかって、
自分が進行形でそれに悩んでいるからなのよ。
だから必死になれる、
クライアントの気持ちに寄り添える、
優しい眼差しも厳しい眼差しも向けられる。
幸せを教えてくれる人もまた、
幸せになりたい人なのよ。
悩んでいない人もいるかもしれないけど、
悩んでないのにそれを仕事にしてるとしたら
相当仕事自体が苦痛な時間だと思うわ。
やめた方がいい。違う道がある。
幸せになりたいと思わなくなってしまった
わたしにできることって、
幸せになる方法を教えることじゃなくて、
なんでもない日常を見せることになっていく。
もうすでにそんな感じだけれど、
それってさぁ、すごく地味なのよ。笑
地味なわたしでもいいかしら。
講座をいきなり今日やめます!
とはしませんが、
来年以降、エネルギー哲学®︎講座も
大きく変わっていくと思います。
どんな形にしよう。
といってもいつでもFlora Academy®︎の門戸は
開けているので、みなさんいらしてね。
認定講師による個人セッションもしています。
エネルギー哲学®︎自体がなくなることも
ありません。
だって「すべての話」だから。
むしろ、ますますここからわたしにとって
必要になっていく哲学だと強く思う。
あなたが助かる道はいつも目の前にあるよ。
出会ってる。
うちかもしれないし、他かもしれない。
不幸が耐えられなくなったときって、
死に物狂いで自分を助けてくれる
何かを探して、
一日中スマホをいじっているじゃない。
もう、出会ってる。
人生、半分終わってるよ。
早く行こう。
おいで。
まだその先があるよ。
須王フローラ