忘れたくても忘れられない
この夏にひとつ大きな挫折があった。
あれから3ヶ月半経つけれど、
まったく忘れられない。
毎日考えては悔しい。苦しい。
本当は違ったんじゃないか、
言いくるめられたんじゃないか、
色々な思いが交錯する。
忘れられないことがあるとき、
わたしは忘れられない自分を俯瞰する。
思い出した瞬間、意識を飛ばす。
宇宙から眺める。
30年後から眺める。
そして、なんだ、
たいしたこと無かったと現実に帰る。
何かに執着してしまうときは、
自分のことしか考えていないとき。
そして、コントロールされたいとき。
その不安は、
本当はそこから発生している不安ではなくて、
もっと別のところにある不安。
それを見たくないから、
わかりやすいものを
まるで問題かのようにしてしまう。
敵にしてしまう。
そうして何かにコントロールされているうちは
人は安心する。
悪い奴がいる。わたしは悪くない。
そう思えるから。
人生で起こることはすべて癒し。
一見そうは見えなくても、すべてが癒し。
だから、何が起きても何が起きなくても、
自分を観察する。
観察することで癒しが起きる。
道具も何もいらない。
ただ、自分を視るだけ。
それがわかると、できるようになると、
人生に問題がなくなってしまう。
忘れられなくても、大丈夫なのです。
須王フローラ