許すということ




今回のハワイ島のハイライトは、

なんといってもジャングルでの体験。


そこでわたしは、

自然の中の一部である自分に

本当の意味で気付けた。


あの自然の中に行かないと

わからなかった。


圧倒的王者、植物。


王者なんて言うのもおこがましい。


地球は植物のものだよ。


人間なんてあっという間に飲み込まれる。

自然と対等に付き合うなんて不可能。


でも、飲み込まれて、流されて、

抱かれる道を選択すれば、

つまり共生させてもらう態度で生きていけば、

自分最大のパフォーマンスを出していける。











わたしは今回自分を許した。


正しい選択ができなかった自分を許した。


長年の苦しみが終わった。


人のせいにしているうちは終わらない。


親のせい、子どものせい、

夫のせい、時代のせい。


あんなことがあった私のせい。

これは私の責任だと言っているようで、

あんなことのせいにしているのよね。


人生に起きたすべては誰のせいでもない。


すべてわたしが選んだ。


不可避である出来事も、事故も、

すべてわたし。


そう思ったとき、自分を許せた。


あれを選んだのはわたし。


わたしは間違えた。








母を助けられなかったこと。

それはとっくに許していたことも再確認。


母の死はもはやわたしの問題ではない。

その確認ができて良かった。






自分を許したとき、

やっと新しい人生が始まるのだなと思ったよ。


ちっとも仕方なくなかった。


わたしが選んだ。


だから、許せる。









あなたがあなたを許していないことは何。


子どもの障害?


罪を犯したこと?


あの人を見殺しにした?





そう、それはあなたのせい。


だから、もう許そう。


誰のせいでもない。


あなたのせいだから、あなたが許す。


それくらいの潔さ、待ってるんじゃないの。










自然とともに、

愛由来に生きる。


わたしたちは、

それ以外にすべきことなどない。








須王フローラ