小学生の頃に母が亡くなったこともあって、

人って本当に死ぬんだなということは

人生の早い段階で気付いていたわけですが、

それを自分ごととして

意識できるようになったのは

31歳の時に受けた脳手術以降です。

だからそうした経験のない人が、

人ってまじで死ぬんだなという

認識なく生きていることは

もしかしたら普通のことかもしれませんが、

やっぱりここに書いておきます。

わたしもあなたも死にますよ。

アラフォーに差し掛かる頃から

なんとなく思っていたことを

最近はデスク前に貼って仕事をしています。

「今が最後のチャンスです」

今、その仕事が上手くいく

最後のチャンスです。

今、あの構想に着手する

最後のチャンスです。

今、子どもと楽しく過ごす

最後のチャンスです。

今、健康を考える

最後のチャンスです。

今やっているそれが

最後のチャンスなんです。

もう後からはないです。

そういうチャンスが来たら。

来ないです。

今やらないなら一生やりません。

物事が成熟するには時間がかかります。

今やるから意味があるんです。

アラフォーなんて

まだまだ見た目も若くて

そうは思えないかもしれません。

まだみんな元気だし、子どもも小さい。

親も生きています。

でも、あと50年はないですよ。

わたしは今40なので、

健康寿命はあと25年と思って生きています。

たった25年しかありません。

25年後、振り返ったら

今が最後のチャンスだったと

自分が思うのは容易に想像がつきます。

別にやらなくてもいいんです。

やらないならやらないと

決めなければいけない。

いつかと思う回数が増えるだけ、

幸福のチャンスが減ります。

だってやれることには限界がありますからね。

あなたが今に使えるエネルギーなんて

わずかです。

いつかへの期待に

それを使ってはいけないんです。

あなたも死にますよ。

だから、今が最後のチャンスです。

【著書】

【妖精の庭】