幸せを探しているうちは見つからない。



わかっているけれど

いつまでも他人が羨ましくて

あの人もこの人もすごいのに

わたしはすごくなれなくて


わかったふりをしているけれど

本当は誰の言ってることもよくわからない

そんな気もするけれど

はっきりと確信が持てない


良いと言われたことをしてみても

良いような気もするし、

そうじゃない気もする


わたしが素直じゃないからなのか

わたしの感性が鈍いからなのか

わたしの理解力がないからかのか


自分を知るとか

自分を見るとか

自分に優しくとか


わたしもしているのにな

やり方が違うのかな

好きなものを選んでるのにな

綺麗なものたくさん買ってるのにな


あの人のセッションも受けたし

占いではいつも金運がすごいって言われるし

セミナーもワークショップも通って

パワーストーンもたくさん買ったのに


癒しが足りないのかなぁ

波動が悪いのかなぁ

幼少期のトラウマのせいかなぁ

インナーチャイルドを癒しきれてないのかなぁ

承認欲求が強すぎるのかなぁ


いいなぁ

みんないいなぁ

わたしもあの人みたいに幸せになりたいなぁ

 


 


 


みたいな?

 

 

 


幸せは人それぞれ違うのよね。

あなたがわたしになっても幸せは感じないし、

わたしがあなたになっても違和感しかない。

いきなり結果を与えられても、

人は幸せを感じられないのよ。


幸せって、積み重ね。

ある一瞬を切り取った時に

感じる感情や体感、それが幸せ。

つまり幸せは「気分」。

それを追い求めるなんて無理な話よ。


じゃあその気分を感じるには

どうしたらいいかと言えば、

楽しい嬉しいを積み重ねる。

好き、心地よいを繰り返す。

愛を重ねていく。


これだけ。


窓を開けて掃除機をかける。

出しっぱなしになっている

あれもこれも捨てて、

ほこりのかぶった

幸せになれるラッキーアイテムも、

高かった使わないアクセサリーも、

着心地の悪い洋服も処分する。


家具の一つ一つ、

スイッチや蛇口の指紋も拭き上げる。


床には何も置かない、

テーブルの上には花瓶だけ。


片付いた清潔な部屋、窓からは光と風。

良い香り。


自分の小さな家一つにも、

かけられる手間がたくさんあるのよ。


これをしているかってこと。

目の前にある自分の世界に

手間を惜しんでないかということ。


3億円の最新マンションに

住んだら幸せなのではなくて、

手間暇をかけて磨き上げた自分の家に

住んでいるから幸せなのよ。


一時が万事同じこと。

 


「自分」を整えるのよ。

自分に手間をかける。

自分を丁寧に扱う。

その喜びの積み重ねで自分を好きになる。


自分がわかりませんという人は、

>自分に手間をかけてないのよ。


あれをしたらいい、これを買ったらいいと

思っているうちは、あの人が羨ましいし

お金はたくさんあればあるほどいいと思う。

 


あれを持っている人これを持っている人が

妬ましくなるし、

持っている私は幸せで持っていないあの人は

不幸だと見下す。


「幸せ」は売ってない。

気分は売れない。

幸せを探しているうちは見つからない。

>こうなったら幸せなのにと思っているうちは

気づかない。


幸せは積み重ね。

手間暇をかけるから自分を好きになる。

手間暇をかけられた人は見たらわかる。

整った人は自分も他人も攻撃しない。


どれだけ物を買っても幸せにはならない。

貧しい家ほど物が多い。

何がどこにあるかわからない。

記憶にないものが家にある。


それが自分がわかっていないということ。

わたしが何をしたら喜びを感じるのか、

何が好きなのかわかってないということ。


物が多すぎてぐちゃぐちゃだから、

もう何がどこにあるのかわからない。


他人の正解は自分の正解ではないし、

自分の正解だって探す必要なんてないのよ。


家が綺麗なら、

探さなくてもそこに見えてるもの。

しまってあったとしても、

どこにどんな風にしまわれているか

知ってるもの。


さ、今日も自分に手間をかけていく。

観察をして滞りを流し、自分を整えていく。

一日にできる量なんてほんのちょっと

微々たる物。


それを毎日繰り返していく。

日々観察。


あの人が羨ましい。

そのときの自分を観察する。

そう思った原因を探すのではなく、

ただ、見る。


分からないことは分かろうとしない。

分かろうとして探さない。

探さなくても部屋が片付けば見えてくる。


整える。ひたすら綺麗にしていく。

自分のことをする。

目の前のことをする。


今、羨ましいなぁ妬ましいなぁとか、

何でわたしはこうなんだろうとか、

いつまで同じことをするんだろう

と思っているなら、

そこからスタートするのよ。


当たり前よね、今からしか始まらない。


今あなたの目の前には「今」しかないのに、

怖くて今を観察しないから、

いつまでも何も始まらない。

見て。観察して。


過去や未来は目の前にないのよ。

今、目の前を整える。

できることはそれしかない。


整ったあなたが選ぶものなら、

あなたはなんでも幸せを感じられる。

お金も結婚も子どもも

あなたを幸せにはしてくれない。


だから、持っている人を羨んだり

持っていない人を見下す気持ちがわいてきたら

立ち止まって自分を観察する。

必ず部屋が散らかってるわよ。


整えて整えて整える。

することはそれだけ。


整ったあなたでいたら、

あれもこれも目の前にやってくる。

魔法や奇跡を願う必要がなくなる。

欲しかったあれも、知りたかった感覚も、

幸せも、当たり前にやってくる。


自分がわかると世界がわかる。

わからないことを

わからないままにしておける。


自分の器以上のものを欲しがらなくなる。

自分の器以下のものに

違和感を感じられるようになる。


観察する。整える。


生きている間、

わたしたちがするのはこれだけ。

















Facebookより転載






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